今回の旅で見るべきインドネシアの動物はコモドオオトカゲ、通称コモドドラゴンとオランウータンです。オランウータンはここだけではないので、コモドドラゴンが動物のハイライト。これ見ずしてこの海域を去る事は出来ません。
コモドドラゴン見物が出来るのはFlores島の西に位置するKomodo島とRinca島。Rincaの方がドラゴン密度が高いとある本に書いてあったので、8月30日にRinca島に向かいました。風向明媚なコモド国立公園、島々が点在し、白砂の浅瀬は太陽の光でコバルトブルーに輝いています。
Rinca島の奥まった入り江にアンカーを打ちます。ここには桟橋があります。テンダーを桟橋に着けて、上陸。600m奥にあるレンジャー事務所に向かいます。ここで各種の支払です。船の入場料、人間の入場料、カメラ持ち込み料、シュノーケル遊び料、それに国税が加算されて5000円強。コモドドラゴンが動くのは朝という事なので、翌朝7時に見物をスタートする事にしました。
レンジャーは1人で最大5人の見物客を案内します。10日島に泊まり込みで連続稼働、後は10日の連続休暇というスケジュールで動いています。毎日30人のレンジャーが待機しています。全員が2m程度の長さで先がY字に開いた棒を持っています。
コースは2時間のロングと1時間のミディアムと40分のショートの3つ。辻野さんがロングと言って、ロングで決まり。レンジャーが先頭と最後に付き、14人のSail Indonesiaグループを案内します。レンジャー代3人分払った筈だけど。
歩き始めると、水牛の大きな糞が新鮮な物から干からびた物まで沢山転がっています。この島のドラゴンの主食は水牛との事。空には鷹が飛んでいます。鹿ファミリーがいました。次はドラゴンの足跡。遠くの高台に水牛を発見。野生の豚も出てきました。しかし、ドラゴンはいません。水溜まりに水牛の骨が転がっています。3週間前にドラゴンに食べられた水牛の骨です。
1時間半歩いてドラゴンは足跡だけ。ひょっとして今日は駄目かという思いが頭をかすめます。ドラゴンのエサは見たが、肝心のドラゴンはどこに?この島には800から1200のドラゴンが居るはずなのに。レンジャーが、卵を生んでその上に乗って守っているメスドラゴンを見せると言います。良かった、一匹は見れる。
体調1.5m位のドラゴンが腹這いになって廻りを見ているのを見る事が出来ました。7mの距離を置いて見学、撮影。動きは首と顔のみです。
そのすぐ近くで今度は大きな水牛を発見。すぐ近くで迫力です。大きい。レンジャーのルイス君、今度は宿舎の近くに居る事があるので、見に行こうと案内します。小さいのがいました。2歳、体長は1m位。良く動いてポーズを取ってくれます。さらにもう一匹の小型がいました。最後にレンジャーの宿舎に行くと居る居る。大きなドラゴンが7匹。
なんだ、2時間も歩かずに、レンジャー事務所の奥のこの宿舎に来れば、すぐ見れたのでないか?
帰りにテンダーを見たら、猿が座っていました。猿はドラゴンのアパタイザーだそうです。
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