2012年8月28日火曜日

8月28日 Darwin着・ レース終了


Darwinに東から入る時、Howard 海峡という東西に狭い海峡を東から西に通過します。ここは潮が東西に流れていて最大3.5ノットの速さです。Uminekoはここをエンジンを使わずに行こうと努力しました。が、海峡の入口で風が西からの風になり、海峡の中央でほぼ無風になりました。さらに潮が追い潮から転流して向かい潮になる時間帯に入った為、安全確保の為、エンジンキーをオンにせざるを得ませんでした。エンジン時間ゼロを目指していたので大変残念。2時間エンジンを使いました。

その後も湾内は風が無くなったり、方向も激しく変わってたりでしたが、28日の午後1時17分(Mackay時間)、フィニシュラインを切りました。と言っても、コミッティボートが居てホーンを鳴らしてくれる訳ではなく、事前に知らされたラインを切った時刻を自己申告するという形ですが。自分でホーンを鳴らしてフィニッシュ。23日からのレースが終わりました。

初めてのUminekoのレース、初めの2日はスピードもあり順調な滑り出し。後半は無風と変わりやすい風と、潮を味方につけたり敵にしたりの6日間でしたが、艇は良く走り、クルーも良く頑張ったお蔭で、多分、いい成績と思います。

風の方向が悪い時にサックスを吹いたらいい方向に変わったとか、風が弱い時にビールを海に一口あげたら吹き始めたとか後半の方が思い出深いです。

水力発電機の真鍮製のプロペラがサメに食いちぎられるという事もありました。(写真)730マイルを120時間と47分で走り切りました。船齢はいってますが、なかなか走る船という事が解りました。
今後が楽しみです。

今夜はステーキとワインで乾杯!

Umineko最初の国際外洋レース、ご声援を頂き有難うございました。

さとう@Darwin






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