4月7日の午前8時50分、マニラヨットクラブを出発します。
次の停泊地はエリックさんに教えてもらったカラヌイト島とブスワンガ島の間にある
奥深い入り江。
距離は170マイルです。船長3人にヨット教師1人なので、安心して
船を任せられます。4人なので、昼夜問わず、3時間毎で交替。大変楽です。
8日の午後3時、入り江に到着。入り口近くに家が数件あったので、久々の
現地の人との交流を狙い、その近くの10m深度の所に錨を下ろします。
子供、大人の人影が見えます。以前に沢山買っていたお土産の残りがあったので、
それを持ち、ボートを下ろして浜を目指します。
他人の庭先に突然に入るような物、怪しいスマイルと、サンタクロースとか訳のわからない
言葉を発しながら、箸をプレゼント。
向うからすれば極めて異常事態でしょうね。
突然、ヨットが自宅の前の浜に停まって、異邦人が来るや、物をくれるのですから。
まあ、わるい奴じゃない、危害を加える連中ではない事を解ってもらうのが、まず必要です。
子供達には折り紙を。さらにヨット教師はにわか折り紙教師に変身し、可愛い子供たちに
折り紙を教えています。
この浜には親戚4家族が住んでいて、携帯も電波は届かない所です。今は学校が2か月の
休みで、家には子供たちがいる訳です。
その内にタコを食うか?と問われ、「食う」といったら、タコをあげるとの申し出。
いい感じになったので、2人が船に戻り、ビールとジュースを持って来てプレゼント。
タコは2匹になり、その余のアパタイザーとなりました。ちなみにタコブツと唐揚げに
なりました。
翌朝、7時50分抜錨。南下してエルニドに向かいます。
いい風とエンジンとの共同作業で、何とか真っ暗になる前にエルニドに到着。
2-3mの浅瀬が広がるアンカーにやさしい停泊地です。
今日は土曜日。あっちこっちから大音響が聞こえてきます。
夜空は相変わらず、北極星と南十字星の共演。海には夜光虫。
10日の午前中にエルニドの町を見物。
海から大きな岩盤が突き出た島、半島が多く、タイのパンガーベイに
似ています。水はこちらの方が綺麗でしょう。
ピンクの花が綺麗でした。
マッサージマニア佐藤はマッサージを
試します。
若い白人、それも欧州からの若者の観光客の多い所です。
午後には半島の反対側、南側のコロンコロンベイに移動。
マーケットで買い出しをします。
台湾のFB友人お勧めのお店で落日を楽しみ、晩御飯。
帰りは干潮で浜辺が出て、ボートを長距離運び、海に入ると遠浅、更にウニ地区を
歩いて横切り、全員ウニの被害を受けます。
水深がボートに人が乗れる深さになって後
沢山のサンゴが行く手を阻み、ボートは底にかすり傷を負います。
翌日はボアヤン島に移動し、夕日の見える西側の湾の奥にアンカリング。
その作業中、急にチェインが走り出し、制御不能に。ここは深くてチェインを60m出してるんですが。
調べると、電動チェイン巻取り装置(ウインドラス)の鋳造部品が塩で腐食し
2つに割れていました。2013年の11月に買った新品が2年半で割れるとは!
メーカーのロフランに対する印象が変わりましたね。やっぱり、イタリアか。
狙った通り落日は美しく、この問題を一時的に忘れさせてくれました。
その後は、錨の揚げ下ろしは手動に切り替わっています。ちょっとしたエクササイズです。
12日は2時間南下してポートバートンという浜辺に到着。遠浅の砂の浜です。
ウニもサンゴも無いのが嬉しいですね。水深2mちょっとの所に錨を入れています。
昼、夜は陸上のレストランの高い位置に上げた席で美味しく頂きました。
ここで床屋に行きました。100ペソ、250円でした。
フットマッサージも試しました。1時間300ペソ、750円でした。
ここも若い白人の観光客が主の観光地です。
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