4月13日、ポートバートンからサバンに移動します。サバンはフィリピン最後の停泊地。
昼過ぎに着きました。遠浅の浜辺です。水が綺麗。今までの浜の中で水の透明度が
一番です。双眼鏡で浜辺を観察すると、マッサージ屋が3件、並んで浜に店を出しています。
迷わず、その沖に錨を入れます。
暫くすると、Uminekoは現地の観光ボートに取り囲まれました。同じデザインの細い船体に
両側にアウトリガーの着いた現地の船です。
翌14日、日本の高級車ブランドにXを追加した会社のバンで島の反対側にあるプエルトプリンセサに
向かいます。フィリピン出国の手続きの為です。バンは街はずれのターミナルに着き、そこからは3輪車を
雇って、市内に向かいます。
税関に行ったら、先にイミグレに行けと言われ、お店の2階にある判りにくいイミグレ事務所に行ったら、
各人のパスポートの顔写真部と入国スタンプ部のコピーを要求されます。
近くのコピ―屋を探して再びイミグレに行き、パスポートの出国スタンプを貰います。
次にマッサージ屋の2階にある税関に行きます。再びパスポートコピー。
今度は全員の顔写真部と出国スタンプのあるページ。
教えて貰った近くのコピーやは休み。3輪のお兄さんに探してもらって、雑貨屋でコピー。雑貨屋には
木炭を入れるタイプのアイロンが新品で売られていました。
コピーを税関に持ち込み、ポートクリアランスという書類を貰って、やっと手続き終了です。
帰りのバスまで時間があったので、当地のアバニコヨットクラブを覗きます。南の島のヨットクラブらしい
ヨットクラブ。隣の現地の船からは、子供達海にが飛び降りて遊んでいます。
今のオーナーは1年前にここを買ったというアメリカ人のティムさん。
海上係留船の面倒を見るので、いつでもいらっしゃいという事でした。
こに地の不動産価格は上昇の真っ最中でありました。
最後の日、15日は世界遺産である地底の川の探検です。世界遺産だけでなく、新・世界の
7不思議のタイトルも持っている場所です。ここに来るまで、そういう所があると知らないのは
呑気なヨットマン体質。
合計で1000ペソ近くかかりましたが、素晴らしい。フィリピンクルーズの最後を飾るにふさわしい
珍しい洞窟探検を満喫できました。パラワン島に来たら見学必須です。
個人に配られる案内装置には日本語もありました。
さて、フィリピン南部は反政府活動組織が身代金誘拐活動を行っている危険地区。
パラワンの南部も危険地帯で2年前にドイツ人夫婦が捕まっています。解放まで半年。
捕まったら、誰が一番身代金を出せるか、、なんて考えながら、日程が狂うのも困るので
捕まらない様に、情報統制。FBにもブログにも、15日に出発してコタキナバルに向かうと
いう事を書かない様、徹底。15日の午後4時に出発しました。パワランから30マイル離して
沖合を通ります。AISの送信は行わず、16日の夜は航海灯も点けません。
15日、16日は追い風、船の速さと同じ。船上は風無に感じ、暑い事。エンジン使用。
16日の夜から風がはいり帆走。18日の朝に止んでエンジン始動。
富士山より高いキナバル山の稜線が朝日に照らし出され、到着が近い事を教えてくれます。
18日、午前9時38分、コタキナバルのステラハーバーマリーナに到着。暑い。熱い。
風通しを考えて桟橋の端に停めさせて貰いました。
早速、上陸して手続き開始。マリーナは入国手続きを代行してくれますが、料金が500リンギット。
15000円と高い!。断って自分でする事にしました。
2時間後、500リンギットは安いのが判りました。
イミグレへはタクシー25リンギットで行けますが、次のマリンデパートメントの遠い事。タクシーに乗れば
片道100-150リンギットの距離です。ここには入港時と出港時、合わせて2回行く必要があります。
入国時はイミグレで会ったオーストラリア人のレンタカーに同乗して交通費は掛かりませんでしたが。
19日は壊れたウインドラスの部品の発注の為に海外送金。マレーシアでは海外の銀行口座に
送金するには、マレーシアに銀行口座がある必要がある、送金の為には購入品の紙のインヴォイスが
要る、という事を学びながら、半日かけて72ユーロをキプロスの銀行に送金。
イタリアのウインドラスメーカー、ロフランズ社のサービス業務はアラブ首長国連邦にある会社に外注されていて、
その会社の口座はキプロス共和国にあるという構成。
部品が間に合うかどうか、大変気がかりです。
ステラハーバーマリーナはマレーシアでは一番いいマリーナです。
リゾートホテル、ゴルフコース、マリーナが一体となった施設で、プールが充実しています。
只、この数日の暑い日々で水温があがり、温水プールの如くです。
レストランからは水平線に沈む夕日が堪能でき、素晴らしい。
フィリピンではハロハロでしたが、マレーシアではABC。
ここで、2週間あまり休憩し、5月前半に再び、活動開始します。
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