8月15日には直島にある海の駅「なおしま」、 といっても小型客船桟橋の片側を使った2艇分のスペースがある所ですが、そこに移動。
直島はベネッセがお金をいれてアートの島として開発している所で す。
第一印象はこの島は外国人観光客が多いという事。更に、 フェリー乗り場のアナウンスに英語もある事でした。
まずは、観光中心となる地中海美術館に行きました。自転車で急坂を登り、峠の頂上まで行きます。ちょっとお金を余計に出して自転車を借りると、電動アシスト付に自転車になります。が、ヨット乗りは脚の運動の為、 自力で登ります。
綺麗で立派な半地中の美術館です。が、コレクションの割に入場料が高い(2060円)、 入場数制限で待たされる時間が長く、私の好みではありませんでした。一番よかったのが、 庭から眺める瀬戸内海の眺め。
港の近くに直島で「007を撮影して欲しい運動」 の記念館がありました。入場無料。いいですね。
007小説版で「赤い刺青に男」というのがあり、日本、 直島が舞台になっています。そこで、ぜひこの「赤い刺青の男」 映画版を作って欲しいと10年以上招致活動を続けているという事でした。館内は007関係資料がたくさん集めてあり、 地中海美術館よりも興味深かったです。
16日は直島から多度津に移動。たどつ・こんぴら海の駅( 合田マリーナ)に舫いました。讃岐うどん、少林寺拳法総本山、金毘羅さん参りが目当てです。
まずは、近くのうどん屋さんで最初のうどんを頂きます。おでんもあったので、3品取りました。
腹ごなしに北の小高い丘をのぼると、「一太郎やあい」 というご婦人の銅像がありました。日露戦争に出征に行く一太郎という息子を港に見送りに行った母親 が、出港に間に合わず、兵士を乗せた船に向かって「一太郎やあい、 聞こえたら鉄砲を掲げろ」と叫んだという事でした。
その丘の北側が少し下ると、 稽古の気合いらしいものがかすかに聞こえてきます。その方向に進むと、少林寺拳法の総本山がありました。
大きな敷地に日本の伝統的なお寺とは異なった色彩の建物が並んで います。
稽古を見学できるか?と事務所で聞いた所、 隣の善通寺市で大会の為、稽古は今日は無という事でした。大学生らしい7- 8人のグループが稽古をしているのみでありました。
17日の朝餉はもちろんうどんです。
電車に乗って琴平まで行き、 その階段で有名な金毘羅さん参りです。785段の階段を登り、本宮まで行きお守りを買いました。以前、 家内がお参りした時に買って送ってもらったお守りには3年間守っ てもらったので、この日でで交替です。
暑い。氷の柱が気持ちよかった。
ここにはリサイクルアルミ缶で作られ、 太陽光発電でモーターを回して太平洋を渡ったモルツマーメイド号が堀江謙一氏から奉納されていました。予想外に小さな船には驚きました。
18日の朝餉もうどん。
船に戻ったら、 マリーナの社長さんからの差し入れが船に置いてありました。もちろん、讃岐うどん。有難うございました。
18日は笠岡に向かい、シーアンカーというマリーナに3泊です。船をここにおいて、私は福山市にある実家に行き、お墓参り。
シーアンカーオーナーの田中さんには大変お世話になりました。近くのJRの駅まで車で送って頂いたり、出港前日は晩御飯を奢って頂いたり。カタマランヨットオーナーの奥野さんには航海の話をしっかり聞い て頂きました。田中さん、奥野さん、有難うございました。 次はマレーシアでお会いしましょう。
21日にシーアンカーを出発。鞆の浦を通って、 尾道に向かいます。
尾道にはカタマランヨット「カーラ」 で日本一周をされた山田さんがいます。私は世界一周に出る前にお会いし、 アドバイスを頂いて以来のお付き合いです。
山田さんが働きかけて作られた「尾道海の駅」 に潮止まりの午後3時半に入港。山田さんに来て頂き、舫いを取ってもらいました。 感激です。
その晩は山田さんご夫妻に迎えに来て頂き、 Umineko世界一周、ブラジルからセントルチアまで
乗艇した塩出さんのご自宅でBBQパーティ。
当地のヨット乗り仲間も一緒し、 海の見える高台にある別荘地にある塩出さんの家は素晴らしいもので、 人見知りしない狸も庭の隅でパーティに参加の夜でした。
尾道には24日まで滞在して、25日, 26日は広島に向かう途中で停泊し、27日に広島の観音マリーナに入る予定です。一方、台風15号は瀬戸内の真上を通過する様です。 ここは大丈夫そうなので、ここに留まるか、広島に向かって出て途中の安全な所を探すか? 考えている所です。
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