2012年5月15日火曜日

5月11日 Wallis着


Wallisという小さな島に着きました。この9000人の人口のフランス領の島になぜ来たか.

日本の唯一のヨット雑誌「舵」にずっとJim Hawardというヨットマンが投稿していて、彼のお勧めがこの島。又、ホノルルのヨット部品店「West Marine」にオーストラリアからホノルルまでヨットで来た店員がいて、彼のお勧めもWallis。という事で、サモアとフィジーの間にあるこの島に寄ってみる事にしました。

全周がサンゴ礁に囲まれた島で、南側にリーフの中にいるための水路があります。ここは最速では6ノットの流れになりますが、幅は広いので問題なく通過。水路に入って約2時間、整備された標識とGPSと地図の完全一致に助けられ、首都マタウツの浅瀬にアンカーを打ちました。ちょっと、浅瀬に近寄りすぎたかも。ヨットの風下側20m位には水中にサンゴの壁があり、風下に流されるとヨロシクない。アンカーの掛り具合を確認するために潜りましたが濁っていて良く見えず。海底のサンゴの岩にがっちり掛っている感じです。
当日は金曜日。テンダーで陸に上がってイミグレ事務所に行きます。12時から2時まで昼休み。今は1時過ぎ。2時まで近くを探索しましょう。道を歩いている人はいません。車がほとんどで、時々スクーターが走っています。原住民系の人は体格に恵まれ、大顔、濃い眉毛、厚い唇で、迫力満点。そのま関取になれそうな顔が沢山います。

白人はフランス人です。家はサモアに比べると大変おしゃれ。庭には芝生があり花が多くみられます。お墓もお花で一杯。フランス人の影響でしょう。車はフランスブランド、日本ブランド、アメリカブランド(フォードのみ)、韓国ブランド(KIA)で5人乗りのピックアップトラックが多い様に感じられました。

この島にはタクシー無く、貸自転車無く、バス無く、旅行者は大変不便にできています。旅行者はヒッチハイクで移動するらしい。又は徒歩。

北に歩いていくと病院があり、それを過ぎるとホテルがあったので、覗いてみる事に。小さな3階建てのホテルで、ロビーは真っ暗。テラスに出ると、熱帯植物の向こうには青い海と薄緑のリーフ、その向こうには小島が見え、絵葉書になる景色が広がっています。そうしていると、長い黒髪、大きな黒い目、ちょっと太目のお姉さんがやってきました。
ホテルの人だと大概英語はいけるのですが、彼女は全くダメ。フランス語一本。こちらは、フランス語全くダメ。部屋はシングルは13000XPF(サウスパシフィックフラン)、ツインが15000XPFというのが理解できたところでナターシャちゃんの登場です。年齢は20代後半か30代前半。金髪の長い髪を後ろで束ねています。ブラッセルから仕事で来ているというナターシャちゃんの通訳で、会話が正確であった事と料金は朝食付き、昼食、夕食は予約が必要という事を教えてもらい、明日一泊の予約を入れました。帰ろうとする時に、ナターシャちゃんを迎えに来た現地のおばさんの運転する5人乗りピックアップがホテルに着き、イミグレまで送ってもらえる事になりました。

このおばさんは英語がOKで、イミグレで通訳としてくれた後で、銀行に連れてってくれ、さらにちょっと離れた税関まで付き合ってくれました。あいにく税関は1時半で本日の営業は終了。月曜日に再び、船の書類を持って訪問することに。

このおばさんに教えてもらったのが、住民は2割が公務員、7%が私企業で働き、残りは自給自足(庭のパンの実、バナナ、タロイモ、海の魚)で暮らしている。外国に住んでいる家族の仕送りと給与で車に乗る生活ができている様です。

Uminekoに帰る前にスーパーに行って買い物をしましたが、高い。ビールは350ml缶が225円―285円。アイスクリーム230円、クッキー類他も日本より高め。パンのみが安く50cmの長さのバケットが75円。

帰る頃は潮が引いていて、犬が海を走っているではありませんか? その向こうにUminekoが。ちょっと岸によりすぎ?


他の島よりおしゃれな現地人の家

花いっぱいのお墓

ホテルのテラスよりの眺め

犬とUmineko

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