5月24日早朝5時、無線の16チャンネルに日本人の英語が聞こえます。耳をすますと本日寄港予定のクルーズシップ、日本丸とマリーナとの交信です。空が明るくなりかけた頃双眼鏡で沖を眺めると、来ました。日本丸の登場です。ちょっと、ディンギーで近くにいってみよう--という事で、早起きした森、佐藤はホンダ2馬力船外機のスターターを引っ張ります。
マリーナから約半マイルの地点に日本丸はアンカーを降ろしていました。全長166m、23000トン、乗客定員550人濃紺の船体に純白のデッキが凛々しい日本のクルーズシップです。商船三井の船です。ここで見た初めての日本船です。感動があります。 早朝ですが、近づくと上部甲板に人影が見えます。手を振ると反応が返ってきます。向こうからは、現地人が歓迎が覗きに来たと見えたでしょう。今回のクルーズは日本を出発して南太平洋の島々を回る45日のコース。料金は一人138万円から760万円。乗客は約200人。損益分岐点のかなり下では。右舷船腹の水面近くに出入り用の台が作られ、Fijiの当局職員の乗ったモーターボートが近づいています。
マリーナへの帰りには現地人衣装に身を飾ったFiji男を乗せたモーターボートとすれ違いました。船内でセブセブの儀式とFijiダンスを披露するものと思います。
マリーナに帰ると、長ズボンの白シャツの日本青年がテラスを走っています。現地のアレンジを担当している旅行会社の方でした。乗客の上陸地点はこのCopra SHed Marina。柱にはバナナの葉が巻かれ、歓迎ムード一杯です。マリーナ前の道路の両側にはお土産屋が店開きの準部を始めています。
又、3台のバスがオプションの島内観光に備えてスタンバイしています。
日本丸のテンダー到着。117人乗りの大きなテンダーです。???なぜかプロの操船するテンダーが風も潮も無い桟橋に横付けするのに苦戦しています。 ありゃまあ。何とか横付けして中からは、上陸を担当するスタッフが上陸。乗客の上陸は9時30分から。
ん。森さんがいません。探すと道路のお土産屋の一つで店番をしているではありませんか!
第一陣の乗客が上陸して来ました。マリーナのテラスではバンドが歓迎の音楽を奏でています。乗客の平均年齢は70歳位でしょうか。90歳代の方もいるそうです。若い方はほんの数人。スタッフの皆様、安全管理、健康管理が大変と察します。ご苦労様。
森さんは日本語OK、日本円OK、米ドルOKと道行く日本人に声を掛けています。
Uminekoはマリーナに接岸。Umineko旗、日本国旗を掲揚。ヨットを所有している(た)方、興味ある方の目を引き、日本丸のスタッフの方も含めて10数名の訪問がありました。その中で仙台の伊藤義男様、麻紀様には差し入れまでして頂きました。お心遣い、大変有難うございました。
乗客の中に平さんの知り合いの方がいて30年ぶりの再会。世界は狭いですねえ。
森さんは途中で警官の職務質問にもめげず、商店主のHagar姉さん、そのお父さんと販売に奮闘。佐藤はあるお土産屋で木でできた60センチ位の棒状の物、先端に4本の細い突起が四画方向に出ている道具を買いましたFijiで昔使われていた道具だそうです。これは何に使われていたか?当てた方には後日、賞品を差し上げたいと思います。
商売繁盛を祝って、町で一番高いお店で夕食を取り、一日が終わりました。
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