15日の朝に田中さんが帰国。 替りに15日の夜にはモントリオール在住のフランス人、 マリオンさんが到着。
来た時と同じような、妙齢女子2人、 おじさん1人の旅が始まりました。 16日の朝には登りロックを一つ越え、 セイルドライブのオイル漏れを修理の為に予約をしておいたBrewerton Boat Yardに到着。
上架時に船台の車輪がレールから外れるというトラブルは発生した ものの、何とかリカバーして16日に上架完了。 17日は朝の気温が3度と冷え込み、 水面は一面の靄に覆われましたが、天気は快晴。午前にセールドライブを取り外し、午後に分解。 オイル回路と冷却海水回路との間にあるOリングの座りが悪く、 ここから漏れが発生している事が判明。
昨年にオーストラリアでセールドライブからの海水漏れ修理を業者 にやらせた時の組立不良が原因と思われます。ここでは、 オイル回路を触ったときは組み付け後に圧力計付の空気ポンプを使 って圧をかけて圧力低下が無いか確認をしていました。
原因が判って修理をしてもらい、 空気圧テストで検査をしてOKまではよかったのですが--- マリーナに今日、運河管理会社からFAXが入りました。この先のロック、13,14,15が緊急修理の為、 今日から閉鎖という事です。開通は10月7日予定との事。
ロックの数字は東に行くほど小さくなります。 事前連絡無の閉鎖は大変異例と現地の人は言っています。現在位置はロック22と23の間のBrewertonという村。 ここから東のUticaの更に東のSt. Johnsvilleという村までしか行けません。 距離にして80マイル、148kmを19日かけて進む
ことになります。
迂回路として、ここから西に逆走、 三叉路を右折してオンタリオ湖に出てセントローレンス川を下り、 モントリオールの少し北から南下してハドソン川に繫がる運河があります。 この経路だと400マイル余計に走ればニューヨークに辿りつける 筈。
ところが、途中に幅が7mしかないロックがあり、 Uminekoは7.2mの為、通行不能が判明。
エリー運河のロックの修理を待つしかないという事になりました。19日間の足止め。まあ、どうしようもないですね。
退職者の私にとっては大した事ではありませんが、
2週間の休暇を取ってシラキュースからニューヨークまで船旅の予 定だったマリオンさん、かわいそう。
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