2012年6月15日金曜日

6月14日 ヤスール火山



この島に来た理由の活火山に行って来ました。ヤスール火山といいます。バヌアツ観光の目玉の一つです。

日本製の4輪駆動ピックアップトラックで浜辺から山の入口まで30分、入口で一人約3000円の入山料を払い、トラックは険しい道を這うように登ります。約20分で山頂の駐車場に到着。時刻は4時30分。周囲は暗くなりかけています。ここで、トラックの運転手は6時半に迎えに来るからと言い残し、下山。

建物はバラックのトイレがあるのみです。

風は強く、時々突風が吹くと黒い砂が舞い上がり、体に叩きつけて来ます。トイレの風下で、着替えます。砂混じりの強風対策です。体はレインスーツで包みゴーグルとマスクで顔を覆います。

ここから、火山弾がゴロゴロする急坂を登ります。活動が活発な時はこの道にも火山弾がガンガン降ってくる事になります。5分登ると見学所に着きます。正面からのえらい強風。風上に背中を向けざるを得ません。右手にっもう少し高い見学所があり、そちらに移動。風は横からの突風が時々くる程度です。

まだ薄明りの中、噴火口からは時折蒸気機関車1000台に一斉に蒸気を出させた様な腹を揺るがせる蒸気音。と共にオレンジ色の溶けた岩が中に舞います。スローモーションの画像を見ている様です。山肌からは、至る所から蒸気、噴煙が上がり、地獄の一丁目といった感じです。ゴゴゴーー、シューシュー、ドッカーン

午後5時30分になると空は闇に包まれます。噴火口の下のあたりはボーと赤い色が。薄闇では想像もできなかった火柱が轟音と共に吹き上げます。すごい! 迫力満点! 溶けた岩が目線より高く上がるとこちらに落ちてくるのではないか?との恐怖感も味わえます。 世界一火口の近くまで行ける火山という看板に偽りはありません。

是非、皆様にも体験頂きたいと強く思いました。

翌朝、ヨットに黒い火山灰が降っていました。風が湾の方向に吹いたようです。









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