2012年10月10日水曜日

10月10日 あと 4日、多分


日本全国は山中教授のノーベル賞受賞のニュースで一杯の様ですね
偶然に無線機のチャンネルを回したときに聞こえてきたNHKの短波放送で、聞きました。
強い風は収まり15-20ノットの南東の順風を受けてモーリシャス目指して進んでいます。
波も1.5-2mに収まっており、快適です。夜は長袖が必要になってきました。
この風が続けばあと4日、10月14日には到着できそうです。
22艇が走っていますが、先頭と最後は800マイル近く離れてきています。
Uminekoの水のお話です。
Uminekoにはイタリア製の造水機-海水から清水を電気の力で作る装置-が取り付けてあります。
毎時20リットルの清水を9Ahの電気が作ってくれます。
2日か3日に一回造水機を運転して100-120リットルの清水を作り、船の水タンク(左右合計で350リットルの容量)に投入。
この水を洗顔、手洗い、炊事、シャワー、洗濯に使っていて、3人で一日当り40-50リットル使っています。
Uminekoには中型ヨットには大変珍しい座って使うバスタブがついています。縦横70センチ、深さ40センチのバスタブです。中に30センチ高さの座るためのステップがついています(写真)
この座って使うタイプは4mの波に揺られる船内でも普通にシャワーを浴びる事ができました。優れものです。立って使うタイプでは、揺れる時は怖いですね。
ここに座って、まず2リットルの水で体を濡らし、石鹸で洗います。タブの下にたまった水に今日着たシャツと半パンを浸し、それで体についた石鹸をぬぐいます。石鹸のついた衣類を踏み洗い。よく絞って、下にたまった水を手動ポンプで一旦排水します。次に3リットルの水でシャワーを浴びて体に残った石鹸を洗い落とします。下に溜まった水で衣類をすすぎ、終わり。5リットルの水で毎日体を洗い、洗濯をしています。
ラリー参加のある艇は1時間180リットルの能力の造水機を積んで2人で使っています。
日本艇「秋津洲」には檜風呂が取り付けてありました。上には上がいるものです。



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