モーリシャスに入港して一週間余りが経ちました。
日本の旅行会社のパンフレットにはインド洋に浮かぶリゾートアイランドのモルジブ、モーリシャス、セイシェルのツアーをよく見ましたが、この首都、ポートルイスでは日本人を見かけません。
インターネットで見ると21人の日本人定住者がいる様です。昨日、その一人がツアーガイドとして少人数の日本人グループをマリーナに連れてきていて、ここで初めて日本人に会いました。大半の日本人観光客は空港から直接海岸線に広がるリゾートへ行き、首都には寄らないのでしょう。
以前は日本のマグロ漁船が寄っていたようですが、今は来ず。代わりに中国、台湾、韓国の漁船が漁港には沢山停泊しています。日本レストランは無し。アジア系は韓国レストラン一軒と数件の中華があるくらいです。
南北75Km,東西45Kmのこの火山島には130万人が住み、25万人が首都のポートルイスに住んでいます。無人島だったこの島はポルトガル人が見つけ、オランダ人がまず入り、次にフランス人が、その後にイギリス人の手に渡り1968年に独立して1992年に共和国になった若い国です。
インド系(ヒンズー系とタミール系)が一番多く、モスリム、中国系と続きます。島の地名はほとんどがフランス語。子供は小さい頃はクレオール語を聴いて育ち、学校ではフランス語と英語を学ぶので、モーリシャス人は3か国語をつかいます。
この島はサトウキビ栽培と砂糖の製造で発展した島ですが、現在の産業構成は観光、テキスタイル、砂糖の順となっています。船のモデル作成も盛んで、お土産モデルシップのお店が沢山あります。貴方のヨットのモデルを作りますというのもあります。
ポートルイスの町は面白くて、世界が2つある感じです。大きな通りを挟んで北側と南側。両側は2つの地下歩道で結ばれていて北側はホテル、レストランの並ぶ世界。南側は路上の物売りが騒々しい、小さなインド、中国の様な所。
ここで行う必要のある整備もほぼ終わりました。明日はタクシーを一日チャーターして島内観光、明後日は出国手続き、買い出し、スキッパーミーティング。26日の朝に出港の儀式が行われ、12時に隣のレユニオン島に向けて出発です。
ここは短くて距離はたったの130マイル。翌日には着きます。
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