今日は朝一でレールシステムを持っているボートヤードでUminekoを上架しています。
上架したのは、右セールドライブの内部に水が入っており、プロペラシャフトのパッキンを交換するためです。
さて、上架してパッキンを替えるまでは順調でした。シャフトの周囲には塩がこびりつき海水側のパッキンも相当疲れていてこれで直ったと思いました。オイルを入れてフラッシュの為に水道をエンジンに繋いで回転させた所、オイルが漏れてくる。パッキン部で無く、水の取り入れ口から漏れてくる。ええっ!
曇り空からは冷たい雨が降り始めました。
ボートヤードのメカニックを呼んで検査をお願い。オイルのドレイン口に圧力計付のハンドポンプで空気を送り込むと圧がかからず、水の取り込み口の上の方から空気の漏れる音が聞こえて来ます。セールドライブユニット内部のオイル回路と海水回路をシールしているパッキンが漏れているか、内部の壁に穴が開いているかどちらかという診断です。
生憎ボートヤードはシーズン初めの仕事が一杯で週末まで手が空きません。水の混入があるものの、ユニット内部の部品は良く、使用には耐える様なのでこのままデトロイトまで行って、デトロイトで修理する事にしました。
ひょっとすると、昨年の7月にセールドライブから水がわずかに漏れるのをオーストラリアで業者が修理した際にダイヤフラムを交換しました。この時にシールのO リングを忘れたか、うまくはまってなかった可能性もあります。船を上架してセールドライブを外して、バラしてみないと判りませんが。
ロングクルージングにはセールドライブよりメンテの簡単なシャフトドライブの方がいいですね。
さて、最終確認でギヤを入れようとしたら、今度はコントロールレバーがやたらに重く。前進に入りません。コントロールケーブルとセールドライブを繋ぐ部分の調整がずれているので直そうとしたら、錆びて調整部が動かず。CRCを吹いてバイスグリップで挟んで回したら、最終的にコントロールレバーのねじ棒部が切断。
奇跡的にここのボートヤードに全く同じ長さのコントロールケーブルの在庫があり、交換してギヤは入る様になりました。古いコントロールケーブルは滑りが悪く大変重たくなっており、替え時だったのでしょう。ここで発生して良かったのだと自らを納得させます。
それを終ると夕方の5時。冷たい雨は降り続き、船は上架のままです。
今日は疲れました!
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