リチャードべイからケープタウンまでは、 ラリーは自由行動になり、各艇別々に行動します。
南アフリカの沿岸航海は岸の沿って西に流れる速いアグルハス海流 、西から東へ2-3日おきに
移動する低気圧によって起こる南西風を避けながら、 西に進みます。
西に2日―3日進んだら港に入り、2- 3日南西風が過ぎるのを待って、再び出港を繰り返します。
南東貿易風一本の大洋横断とは全く異なります。 風の予報は毎日取って、移動日を決めながら
進みます。
日程と風の都合から、 Uminekkoとフランス艇のRubyは15日の午前0時出港 を決定。フランス艇がパーティの深夜に出るはずない-- という周囲の噂に反し、2艇の出港準備は完了。見送りに来たラリー友とハグ、握手を棲ませ、 0時きっかりに2艇はゆっくりと桟橋を離れます。相当に酔ったアメリカ艇、 Brizoのカミさんが無線で何か言ってます。
一夜明け、曇りの海を進みます。 夜の機帆走時にRubyは110馬力の強力なエンジンに物を言わ せ2マイル先を走っています。風が斜め後ろ20- 25ノットになり、波も大きくなってきました。
マニュアル操船で4時間、大いにサーフィングを利用して、 ダーバンの宇宙船の様なスタジアムが
見えるころには、Rubyに追いつきました。
ダーバンは大きな商業港です。世界9位。コンテナ船、 自動車運搬船、タグボートがあちこちに。
マリーナには桟橋の空き無。2艇ともマリーナ沖にアンカー打ち。 浅い所が多く、時間がかかりました。テンダーを膨らませ、 船外機に燃料をいれてRubyの2名も載せてマリーナの桟橋に上 陸。
マリーナ事務所では、 Ardri姉さんが笑顔で迎えてくれました。
ここは入出港に際し、 港湾事務所と税関に出向き手続が必要という事で、 必要書類をもらい
夕食は近くのヨットクラブで取ることに。
タイガーエビスペシャル690円なり。 南アフリカは財布にやさしい国です。
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