今停泊しているSt. Francisの港は南アフリカのイカ漁の中心です。
沖には常にイカ釣り漁船が錨を打って、10- 20人の船員が乗り組んだ漁船が24時間、 疑似餌を使った手釣りを続けています。ある程度釣れたらこの港に入り、 冷蔵車に直接積み込んだり、港にあるイカ処理場に持ち込みます。
少しの量なら漁船から分けてもらえるか、 うまくいけばタダで手に入るかと期待して、漁船員、 キャプテンにすり寄りましたが釣果無。ここのイカは基本的に全量が輸出する事になっていて、 横流しがばれるとお縄ものという事で、釣れたてのイカの入手が出来ません。唯一、 ここで処理工場を運営している会社が金曜11時よりイカ以外の魚 も含めて販売をする機会がありそれがイカを買える唯一のルートという事で、 本日そこへ行きました。
残念、イカは氷のいったトロ箱に入っているのではなく、 解体されて胴体部のみが冷凍された物しかありません。製造日をみると11月27日。1箱1キロが750円。 2箱買いました。
早速船に戻って、中身を見ます。 真っ白な綺麗なイカで13匹分の胴体がカチンカチンに冷凍されて います。
内心、しごをする手間が省け、助かったと思いつつ、 ためしてガッテンのイカのファイルをIPadで見つつ、まずは函館流の刺身(縦切り、練って食べる)、 水から加熱して60度で止める方法で茹でてワサビ醤油、 生姜醤油で味見。なかなかいけます。 昼前に造船所のダンカン社長が部下の仕事の確認に来たので、 刺身を薦めます。
生のイカは初めて食べると言いつつ、こりゃいけるとのコメント。 作業の終わった2人には茹でイカを食べさせてみました。うまかったと見えて、きれいにたいらげていました。
我々はイカの刺身を熱々のご飯に乗せてイカ丼。 うまかったー。
夜は、再び茹でイカと野菜との炒めものがメニュー。 2人で1キロのイカを楽しんだ一日でした。
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