5月20日は素晴らしいセーリングを楽しめました。
風が15-20ノットと十分ある割に波が小さい。 風の方向は左斜め後ろでUminekoの得意の方向。波の上を滑る感じで7-9ノットの大変スムーズな帆走でした。 夜は月が照らす海面を滑り、その前のガタガタドンドンを忘れさせてくれました。 これぞカタマランセーリング!
日が明けて21日午前4時頃になると、 場所はニューヨークの湾のすぐ入口ですが、風がパタッと止み一面は霧の海に変貌。20m先がやっと見える位です。 エンジンをスタートします。AIS上にはたくさんの船が彼方此方に向かって移動し、 低いボーーーという霧笛が聞こえます。Uminekoは湾の本船用水路の北の外側を湾内に向かって走り ます。AISとGPSの電子の目に頼りっきり。
午前9時半頃に霧も消えて、晴天の空の下、 右手にブルックリンの南端、正面に大きな橋が見えて来ました。ベラザノ-ナロウズブリッジです。 この橋の手前でメインセイルを下し、水路が狭まっているThe Narrowsに進みます。
潮は逆で6ノットの対水速度が4ノットの対地速度に落とされます 。ここを超えると正面に自由の女神像が見えて来ました。ここで昼ご飯を作って食べ、ゆっくりと女神像に進みます。正面に女神像、 右手にマンハッタンの高層ビル群がUminekoを迎えてくれて います。ニューヨークについにやってきました。 ハワイから地球の反対側を廻ってはるばると。写真を沢山撮りました。
観光中心を満喫した後、更にハドソン川を上り、 この地での停泊場所のLincoln Harbor Yacht Clubに2時半に到着。ここは川の西側、ニュージャージー側で、 川の向こう側にはクライスラービルが見えます。 マリーナの両側は建物に囲まれ、風は遮られており、快適です。
マリーナの窓口はスーザンさん。とても親切な方で、 気持ちがいい。係留費も当初E- mailで連絡を受けていた数字よりかなり小さく、嬉しい限りです。
一段落ついた所で、タクシーに乗って入国手続きの為、 約15マイル南西のElizabethという街のコンテナヤード にある税関に出向きました。着いたのは夕方の6時。税関ビル3階のCBPオフィスに行き、 クルージングパーミットの入手とパスポートへの入国スタンプをお願いしました。事務所には3人の担当官がいて、 全員腰に拳銃をつけてものものしいですが、とても親切。
本来19ドル必要な1年間のクルージングパーミットをタダで発行 してもらえました。浦野さんはB1/2ヴィザ無しでの入国で、どうなるかとドキドキしていましたが、 出国日までの滞在許可を無事もらえました。 それでも1時間と少しの時間がかかりました。
今日はいい事が沢山あった一日でした。しかし、 右のセールドライブからギヤオイルが大量に漏れている事を発見。この後は機走中心のクルーズです。問題は続きます.--
より大きな地図で Umineko Trace を表示
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