2013年12月18日水曜日

12月18日、バハマさようなら、キューバこんにちわ

    ラダーの修理で助けてもらい、ムアリングブイ係留料はタダにしてもらって、St Francisリゾートには大変お世話になりました。14日の夜にお礼のカラオケパーティを開いて盛り上がりました。リゾートオーナーのジョージさん、有難うございました。
 
15日の朝8時に出発。今度はドジらない様、満潮の時間に危険な出入り口を抜けます。次は島々の東側から西側に抜ける水路を走ります。最後の浅瀬はマストにサリーさんを上げて、水の色の変化を確認しながら慎重に進みます。一番浅い所、潮も引いた時間で航行不可になりました。ここでアンカーを下して一泊し、翌日の満潮時に通る事にします。ここからキューバまでは310海里。念の為、テンダーで水深を図りながら安全なルートの確認を行います。夕方から風がばったり止み、水面は油を流した様。
 
ほぼ満月の明るい月明かりで、水底にヨットの影が綺麗に写っていました。
 
16日は午前7時5分に出発。風は全く無し。空と海の堺が判らない静かな海、浅い海を南西に進みます。白砂の海底に生えた海草、星形のヒトデがくっきり見えます。午前9時半頃より北東の風を感じるようになりセイルを上げます。

そのまま浅い、6mから8mの深さの海を進みます。どこまで進んでも深くなりません。そのまま夜走りで進みます。17日の昼過ぎにやっと薄緑の浅い海から深い青色の海に変りました。深くなると急に波が波高が高くなりました。風は徐々に強くなって来たので、暗くなる前にメインセールを2ポイントリーフに縮帆。明け方は更に強まり、北東25ノットの風と大きく育った波に後ろから責められます。
 
目指すはキューバ北側、ハバナの東約140㎞にあるVaraderoという半島全部がビーチリゾート化され、外人観光客からの外貨収入を目指すリゾート地区の半島の根本にあるマリーナです。
 
ところがどっこい、マリーナから3カイリまで近づいた所で、「波が高すぎてマリーナに入る水路入り口が危険。ここの入港は止めて半島先端を回り込んだ所にあるGaviota Marinaに行った方がいいという」無線が入りました。安全第一のUminekoは素直にアドバイスに従い、北東の風25ノット、2-3mの波に向かいます。平水では8ノット出るエンジン回転数で3-3.5ノットしか出ません。激しいガタンゴトン。耐える事、3時間、半島の先端にたどり着き、回り込むと海は天国。

午後2時に無事、Gaviota Marinaに到着。舵誌11月号の25ページ上半分の写真で紹介されている国営のマリーナです。誠に広いマリーナに日帰り観光用大型カタマランが14隻。全て同じ形。マリーナ内はガラガラで工事があちこちで進んでいます。
 
入国手続きは想像していたより簡単で、まず健康チェック係官1人、次に検疫官1人、次にカスタム兼イミグレの係官2名が船まで来て船内で手続きを進めました。みな親切です。船に上がる前に桟橋で靴を脱いで船に上がって来ました。大変、気持ちがいい。ちなみに海外旅行保険は求められませんでした。

古い本には沢山の係官が来て、なかなか帰らない---物をねだる---と記してある事がありますが、全く違っていました。午後2時に健康チェック係が来てカスタム、イミグレが帰ったのが3時半。
 
ともあれ、無事キューバに到着しました。






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