4日はロックの中で一晩を過ごし、 朝6時55分にロックの下降が開始。相変わらずロックは閉鎖中にたまったボート、ヨットで一杯です。4日中にエリー運河を抜けたく、 通常よりエンジンの回転を上げて進みます。気温は暖かく、9月の上旬並み。助かります。
山肌の錦絵、水面を赤く染める紅葉を楽しみつつ、 心の中は焦ってます。
午後5時50分にロック6の入り口に着。 ここから5つの連続ロックで50m余りを降下しますが営業時間終了で入り口にはモーターボート2隻、 カナダのヨット1隻が壁に舫っています。
ここで、 サリーさんがロック管理事務所のジェフさんの個人携帯に電話をか けます。なんでも、4,5,6の3日間は修理中のロックだけでなく、 全部のロックの営業時間を延長してくれるとジェフさんが言っていたという事。40分後、 帰っていたオペレーター3人がロックに来てくれました。周りは既に真っ暗。 暗闇の中をサーチライトとGPSを頼りに進みロックに入ります。
ロックの中は照明で明るい。 5つのロックをこなしてハドソン川に出た所で、エリー運河は抜けた事になります。
Umineko1艇の為にガードゲート1つ、 ロック5つを動かしてもらいました。右折してハドソン川に入ります。風はなし。鏡の如くの水面。 月は出ていないものの、水面はそれなりに見えます。2マイル南下して、 最後のロックとなるトロイロックを超えたのが午後9時。
更に5マイル南下してニューヨーク州の州都Albanyに入り、 ジェフさんに教えてもらった無人の桟橋に着いたのが午後10時。疲れました。他のヨットに対して先行しました。 マストを立てる作業をやる所は数か所しかなく、今からヨットが押し寄せてきます。 ここで早くマリーナに着けるというのは大変価値があります。サリーさん大活躍。ご苦労さん。
5日は先行を維持すべく、薄暗い6時半に出発。現在、 マストを立てるマリーナのあるCatskillに向かっています。
ここで、風予報を見てみると問題ありそう。ニューヨークからデラウェア湾に入るまでは外海を3日間南下しま すが、丁度その時に強めの南風---正面からの風が吹きそう。 波もしっかり育っていると思われます。
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