2012年9月20日木曜日

9月20日 インド 洋帆走中


バリ島時間で午前10時45分、晴れ時々曇り、気温は27度、湿度60%。
風は南東から17ノット、波は南東のウネリあり、約2.5m。

以上のコンディションの中をフルメイン、フルジブで対水速度7-7.5ノットで帆走中です。
久しぶりの外洋帆走です。しっかり揺れますが、時間をかけて揺れが大きくなったので船酔いは全くなし。全員元気で食欲旺盛。
ボーナスがあります。追い潮約3ノット。よって、対地で10ノット程度出ています。

現在地はクリスマス島東約85マイル。順調にいけば暗くなる直前につけそうかな。

水力発電機を引いているのと冷凍庫が一杯なので、釣りはしばしお休み。

7ノットの艇速と良く晴れていれば、水力発電機とソーラーパネルで必要な電気はほぼ補える感じです。

太平洋では単独行でしたが、インド洋では仲間が周囲にいるので、何となく安心感があります。
なんとなくですが。

2012年9月17日月曜日

9月17日 バリ 島ーココス島レーススタート


9月17日現地時間正午ちょうどに次のレグ、インド洋の東に浮かぶサンゴ礁の島、ココス島までの
1000マイル弱のレースがスタート。

途中でクリスマス島というオーストラリア領の小島に48時間滞在します。この島はレッドクラブの島という事で11月には島中の表面が産卵のために移動するレッドクラブで覆われるらしいです。

9月ではそれは見れませんが、食べたことのない蟹類にありつける事を期待して、頑張りたいと思います。

先回と違って風は前半は弱めですが、後半がいい風が吹くという予報です。

スタート直後に岬をかわすためにタックを2回やって遅れをとりましたが、クルージングスピンを揚げて後、遅れを回復し、フリートの真ん中あたりにいます。コースは真っ直ぐ一本のスピードレース。

時々、World ARCのサイトの中のトラッキングで位置を見て頂ければ幸いです。


2012年9月16日日曜日

9月16日 ヨッ ト「ハーモニー」メンバーと会食


ヨット雑誌「舵」誌に良く出てくる世界周航中のヨット「ハーモニー」の杉原艇長、坂口クルー、須藤クルーとマリーナのレストランで会食をする機会に恵まれました。

既に3年以上の航海を経験されており、今回はインドネシア政府主催の「Sail Indonesia」というラリーに参加中とのこと。

航海の色々な話を日本語でする事が出来ました。
杉原さん、坂口さん、須藤さん、有難うございました。


2012年9月15日土曜日

9月15日 バリ島の写真

9月15日 World AR Cカラオケ


9月15日の夕食会はバリ島の3人のダンサーによる踊りでスタート。

食事後にこのWorld ARCグループで初めてのカラオケパーティをやる事になっていて、主催者の私はいつもの心配---参加者はいるか?盛り上がれるか?---をしつつ、機器のセットを行います。

誰も名乗り出ない時に備えて、事前に数人に指名したら歌ってねととお願いをするという準備もしてスタート。

会場広く、人数も100人位、フィジーでやった時とは全く違った環境でしたが、元気のいい歌奥が3人いて大いに盛り上がりました。デトロイトで買った英語版カラオケマイクですが、大活躍。

今後が楽しみです。






2012年9月13日木曜日

9月13日 Bali島到着


9月12日、バリ島時間18:30分、960マイルの航海を終えてバリ島のBenoa Marinaに到着しました。フィニシュまで7日と6時間44分。
 
しっかりエンジンを使った航海でした。エンジン時間84時間と48分。
このレグは各艇、エンジンを使いまくったレグで、ヨットレースにはなっていません。
エンジンが止まる艇、スクリューが脱落する艇等もありました。
 
ここはオーストラリアと違ってアジア。マリーナ自体も海面狭く、設備はアジアスタンダードです。
ごちゃごちゃしてアジア感一杯。
シャワーは水のみ。トイレはイスラムの国らしく、水道直結ウォシュレットがついています。
 
入国手続きは沢山の資料を持って9か所を回るツアーの如くで、大変そう。
 
物価は安い。嬉しい。マリーナレストランで3人で晩飯、大瓶3本つけてUS28ドル。
物価高のオーストラリアから来ると天国です。
 
17日にクリスマス島に向けて出発するまで、しばし骨休め。


2012年9月9日日曜日

9月9日 やっと半分


無風、方向の定まらない弱い風に悩まされながらティモール海を抜けてインド洋に入りました。
バリ島までの960マイルの中間地点を過ぎました。

釣り具のヒコーキが消えていました。おそらくサメです。
グレートバリアリーフでは、潜水板を食いちぎられました。その後に水力発電機の大きな真鍮の重り付きのプロペラを食いちぎられました。サメ嫌い!

殆ど真西に進んでいるので、落日が毎日見られます。
太平洋では、水平線の彼方に雲があって、太陽が水平線に落ちるところはなかなか見れませんでした。ここでは水平線に沈みゆく太陽が見られます。

何回見ても落日は美しい。毎回、違います。ビールを飲みながら見るとさらに美しい(写真)。美しい落日を見た回数と幸せは正比例する気がします。

2晩前に幻想的な物を見ました。夜の11時半、夜光虫がかなり見られる海域だったので、トランポリンの間から、夜光虫を観察しようと船首に行って、下を覗いた時、両船首の間にいくつもの光が右に左に前に後ろに動いています。時々、プシュという呼吸音がしました。

イルカです。イルカの体の周囲が夜光虫で光っています。昔の映画、青いサンゴ礁の1シーンの様でした。感動物ですが、暗くて写真は全くダメでした。画像で伝えられないのが、誠に残念。

落日後、風が全くなく、油を流したような海面で写した写真とラリー艇の多くが装備している不思議なスピン、パラセーラーの写真も添付します。セールにひさしがついているようですね。アッカンベーとも見えます。