2016年10月29日土曜日

航海記、完成しました。

あと数日とお伝えしておきながら、ソフトの修正に時間が掛かってしまいました。
電子書籍なので、可能性のある端末全てに対応を目指した訳ですが、
I-Phoneで読むと写真が潰れる現象が発生し、その修正に時間がかかりました。
申し訳ありません。

言い訳はこれ位にして、ヨットとの関わりから準備、ハワイを出て西回りに一周し、
セイルインドネシアが終わる所までを一冊に纏めました。

価格はお値打ち価格の1029円。中途半端な数字ですね。アマゾン・キンドルの
電子出版ではUSドルで価格が決まるので、こういう数字になりました。月刊誌程度の
お値段です。

20代、30代の皆様は電子書籍に馴染が有るようですが、40代以上になると
「端末はもっているが、本は紙。電子書籍は読んだことない」方が多いと思います。

これを機に、電子書籍にチャレンジ頂ければ幸いです。新しい体験は頭の健康
にも大変良いと思います。

電子書籍は初めての方は下記をクリック下さい。簡単な説明の場所に飛びます。
作業としてはキンドル用の形式で作られた電子書籍を読むためのソフトの取り込みと
本自体の購入という2つのステップになります。



ご購入は下記のリンクをクリック下さい。購入ページに飛びます。

2016年10月24日月曜日

凄いヨッティー夫婦

マレーシア西部のペナン島に来て早一週間経ちました。

到着した15日からずっと雨でしたが今日は久々の晴れ。
晴れたら暑いです。いや熱い。赤道の少しだけ北にいるのを実感します。

4ケ月、それも雨の多い時期にこの熱帯地方に停泊していたわけですが、
当地に移住している鈴木さんに2週間毎にハッチを開けての空気を入れ替え、エンジン回しを
して頂いていたので、エンジンは快調にかかり、室内の壁面へのカビの発生は
防ぐことが出来ました。鈴木さん、ありがとうございました。

とはいえ、古いヨットなのでやる事は山ほどあります。

更に、当地での日本人、マレーシア人の友達との交流もあり、
大した整備が出来ていないのに、時は流れる訳です。

今日は、面白いご夫婦と出会いました。
南アフリカから来た、ボブさんとディルドレさんご夫妻。
凄いというか大胆というか。

ボブさんは16歳から空軍のヒコーキ乗り。50年間、空軍の飛行機
と退職後の趣味の複葉機にのっていました。奥さんから、その内
落ちて死ぬわよ、と言われたのが67歳。では静かにして死をまつ生活
なんてまっぴらと、ヨットで旅に出る事に決め、南アフリカでカタマランヨット
を購入。

ケープタウンのマリーナで引き渡してもらい、狭いマリーナの外に出るまでは
造船所の人に運転してもらいました。
ボブさんはヨットの経験ゼロ。トレーニングを受けたことなし。
その人が、いきなり新造船を受け取って、そのままケープタウンを
出港して大西洋横断に向かったのです。
その船に乗り込んだ奥さんのディルドレさんの方がもっと凄いかも
知れません。出港は2003年。

セントヘレナに寄港後、ブラジルに無事たどり着き、それから13年をかけて
西回りに太平洋を渡り、このペナン、ランカウィ、プーケット周辺で時間を
過ごしています。ボブさんは現在81歳。

Uminekoは4年半の間に嵐に巻き込まれたことはありませんでしたが、
この2人は大きな嵐に3回。オーストラリア東部の嵐では転覆を観念した
80-85ノットの風と8メートルの波。シンガポール沖では雷に直撃を受け
電気関係がすべて壊れた、ブラジルでは海賊まがいに出会った、という事で
ヨットが遭遇する恐ろしい体験をすべて体験という事でした。

ボブさんを見ていると、あと20年位はやれそうな気がしてきます。

ボブさんがシンガポールのヨットクラブで聞いた話。
第二次大戦で日本軍がシンガポールを占領。イギリス人は撤退。
そこにはイギリス人の作ったヨットクラブがあった。

日本軍はヨットクラブのヨットの掃除を続け、クラブのシンガポール人
スタッフの給料を払い続けた。
敗戦で日本軍が引き上げた時には、クラブ、ヨットは綺麗な状態が維持されて
いて、元のイギリス人が入って来た。

写真はご夫妻と愛艇のカタマランヨット、Plane Sailing号です。
アドミラル38ですが、実際の長さは40フィートあります。




こういう方たちと知り合い、沢山の話を聞くのも、海上生活の楽しみの一つです。

投稿再会します。

ペナンのマリーナにUminekoを残して帰国し、早くも4ケ月が経ってしまいました。
日本滞在時の最大の課題は「航海記」の作成ですが、完了しました。

アマゾン・キンドルの電子ブック形式です。
現在、Windows, アンドロイド端末、i-Pad, i-Phoneの全てに対応できる様に最後の
調整中ですので、あと数日お待ちください。出演者は全て実名で登場。
これまでにUminekoに乗艇して頂いた、辻野さん(編集)、安齋さん(挿絵)との
3人で作りあげました。
販売状態になりましたら、またご連絡させて頂きます。

紙の本での出版ですが、調査中です。
ページ数がいささか多くなってしまい、出版原価が高くなりすぎるので
安くできる方法がないか?検討中です。

リオオリンピックを観戦し、東京都ネタのワイドショーを楽しみ、
はやりの低糖質ダイエット+ウェイトトレーニングも試していると
はや出発の日になりました。

明日、15日にペナンに向けて出発します。愛艇はどうなっているでしょうか?
Uminekoのマストが好きな烏がいて、糞、食べかすを落としているようです。

前部の物入れには蟻がコロニーを作っていたようです。

4ケ月間で船底は生物のワンダーランドになっているか?

やる事が沢山想像できます。考えるだけでもワクワクします。

まずは、大掃除。次に保険会社との話し合い。それに基づき、
古くなった安全装備(ライフラフトの整備、消火器・信号燈煙の買い替え、
周辺海図の購入、雷対策装置の設置等々)のやりかえ。

バラバラになったメインセイルはタイのプーケット島に行って
新しい物を発注する事になります。

船体の塗装は昨年行いましたが、今度はデッキが「塗装をやり替えてくれ」
と言い始めています。これも何とかしなくては。

前側の2つのトイレもシャワートイレ化したいですね。

と、忙しい毎日が送れそうです。


今後はフルタイムヨッティーからパートタイムヨッティーに変身します。
春秋は日本、夏冬はマレーシア、タイ、インドネシアで海上生活者と
なります。

それに伴い、Umineko通信の内容も世界を走り回るから、
東南アジアを海から見る話、プチ海外移住的な話になると
考えています。