2013年10月30日水曜日

10月30日、フロリダに入りました。暖かい。

10月30日。今日も快晴。午前7時で気温は18度。今日は少し頑張ってフロリダはSt. Augustineを目指します。この町はチャールストンと共にICWのルート上では綺麗な観光の街として知られています。アメリカの最古の街という事がここの自慢です。

葦の原のくねくねした自然の水路、まっすぐな人工の水路を進みます。長い人工の水路にはウォーターフロントの家がびっしり。庭木にヤシの木が多くみられるようになりました。どの家も水路に飛び出た桟橋を持っています。フロリダの桟橋はなかなか凝っていて、ボートの昇降装置は標準装備。屋根付き、2階建てと色々あります。水路側に住所表示した家もあります。カナル物件のお値段は?50-60万ドル台の様です。

夕方の午後6時、跳ね橋の最終時刻の少し前にSt. Augustineに到着。市営のマリーナがいい場所にありますが、桟橋着けは高い(一泊$86)のでムアリングブイを取りました。こちらは一泊$20。






2013年10月28日月曜日

10月28,29日、チャールストン出発、外洋に再び出ました。

Uminekoのマストの高さは64フィート2インチ。またまた、このマストでは通れない、スペック(固定橋は65フィート以上)以下の橋が先にあったので、かわすためにチャールストンから太平洋に出ました。今夜はオーバーナイトです。

出発時には仲良くなったビルおじさんがボートで見送りに来てくれました。嬉しいですね。天気は良く暖かく(27度)エンジンを使って進みます。ヒッチハイクの雀が一羽船室に入って来ました。

夜には満天の星、トランポリンから下を覗くと、船首がかき分ける水が夜光虫で光っています。久々に夜光虫を見ました。いつ見ても幻想的です。

朝にBrunswick川の河口、St. Simons SoundからICWに復帰。ジョージア州のくねくねした水路を進みます。川の流れで底はよく水深が変化し、海図と食い違う所があちこちにあります。水路の赤、緑の標識と水深計をよく見ながらの操船が必要です。

29日の夕方にCumberland Islandという島の西側にアンカーを落としました。この島は公園になっていて、上陸すると南部に良く見られる白ひげの様な寄生の植物が曲がった木に沢山張り付いています。夜中は怖いでしょうね。島を大西洋に向かって縦断すると、砂丘に出ました。






2013年10月26日土曜日

10月26日、チャールストンの朝市

10月26日の土曜日は朝市があるというので行ってきました。天気は晴れ。中心部の公園に白いテントのお店が作られ、農産物、ちょっと工夫した食品、各種アートが販売されていました。

昼前にはフォークソングのライブ演奏もあり、のどかな半日を過ごしました。ハローウィーンの前なので、ちょっとした小物を付けた売り子さんを散見。エプロンをかけてグリッツ(トウモロコシベースの穀物)を売っている優しそうなおじさん、元クリーンベレーの隊員で、アフリカでは戦場で機関銃を3日撃って、7日はセーリングをしていたそうです。グリッツを試食しておいしかったので一袋買いました。昼はソフトシェルクラブのサンド。姿揚げで、今にも横に歩きそう。






2013年10月24日木曜日

10月24日、25日、チャールストン到着

24日はGeorgetownのマリーナを8時に出発。今日は48マイル走り、アンカリングです。朝方はたいていペリカン飛行隊が魚を採る姿とイルカの姿を見ます。ペリカンの群れ---100羽以上が集まっている横を通りました。

水路には大きな家が多く、湿地に立ててあるので持ち上げてあります。水路からかなり離れた家からも水路まで木の柱を立て、板を張って水路にあるボート、ヨットの桟橋まで歩く通路が作ってあります。100m、200mの通路も良く見ます。ヨットを吊り上げた所もありました。

夜は葦の原の小さな水路にアンカーを打って一泊。近くに夫婦2人のボートがアンカーを打ったので
海鮮鍋に招待しました。

25日は16マイルでCharleston。片方のエンジンのみでのんびり進みます。大きな回転式の橋が見えてきました。ICWには回転式の橋、開く橋、並行に上がる橋と3種類の橋があります。タイミングで言えば、開く時間が決まっている橋、ボートの要請に応じて開く橋の2種。ここは無線で依頼を行う橋です。お願いして少し経つと、道路に遮断機が下り車の通行が遮られ、橋がゆっくりと回転を始めました。

ここを通って大きな川に出るとCharleston名物のつり橋が見え来ました。停泊するCharleston City Marinaには全米で一番長い桟橋があり、Megadockと呼ばれています。ここの桟橋に巨大なヨットが泊まっています。Rising Sun。オラクル創始者がドイツの造船所で作った船で全長138m。まるでクルーズシップです。世界で10番目に大きいプライベートボートです。クルーは45人。現在はゲフィンレコードの創立者がオーナー。大きい!






2013年10月21日月曜日

10月21日、22日、23日、サウスカロライナを南下中です

10月21日は明るくなって直ぐ午前6時55分に出発したものの30分進んだ所にある橋の高さが63フィートしかなく通れません。海図を見ると外洋に出て夕方までにはICWに戻れそうだったので、外洋にルートを変更。追い風とエンジンを使って7-8ノットを維持し、夕方にはWrightsville Beachという町に入る事が出来ました。水路に入ると大きな家は桟橋があり、モーターボートが空中保管されています。モーターボートのアパートもありました。燃料を入れてレストランが経営している桟橋に到着。一泊$43。電気、水ありシャワー無。晩御飯はここのレストランで取りました。バケツ一杯の岩牡蠣を楽しみました。
 
22日は午前8時に出発。恐怖の岬川(Cape Fear River)を下っているとコーストガードの乗り込み検問を受けました。その最中にシェリフのボートも近寄って来ましたが、コーストガードが既に仕事中であるのを見て去っていきました。外国フラッグのヨットは興味を引くという事です。係員がパスポート、船籍票、クルージングライセンスのチェック。

午後4時15分にノースカロライナからサウスカロライナに入った所のアンカリングポイントにアンカーを入れました。作業終了を見届けたかの様に、雨が降り始めました。
 
23日は午前7時半に出発。田舎にカジノボートが2隻停まっています。スイングブリッジで2隻のカタマラン、1隻のモノハル艇と一緒になり、現在4隻が一列縦隊で進んでいます。天気は快晴ですが、風が真正面から15ノットで吹いています。水路なので波が立たず、船足があまり落ちません。ICWは向かい風時は誠にありがたい。今夜はGeorgetownのマリーナに予約を入れました。







2013年10月18日金曜日

10月18,19,20日、ICW南下中



18日はDismal Swamp Visitor Centerからロック1つを超えてくねくね曲がった水路を抜け、lizabeth Cityを通過。本来のICWのコースを行くと、先に62フィート半の高さの橋がある事が判りました。この橋は海図上では64フィートになっていますがここ数日の雨で水位が増し、現在は62.5フィートになっていると近くのマリーナに電話を掛けた際に教えてもらいました。

しかたなく本来のルートを外れ、ノースカロライナ州の東端にある浅い内海経由にルートを変更。地図でみて頂けるとCape Hatterasを頂点とした三角形の巨大な内海が広がっているのが判ると
思います。この内海の水深は0.5メートルから7メートル位で大変浅い。あちこちに水路が切ってあります。

水深5メートル位の所には沢山小さな浮きがあります。カニ取りの罠と思われます。小さいので見落とさない様神経を使い、なかなか疲れます。18日の夜はこのカニ取り罠の海を越えてRonoke島にあるManteoという所にあるShallobag Bayにアンカーを落としました。ここで、ウインドラス(電動アンカー巻き上げ装置)が壊れて使い物にならない事が判りました。手動で下します。さらにボートショーで買ったニュージーランド製のアンカーの効きを良くする重りを投入。
 
19日は手動でアンカーを上げ、狭い水路を南に進みます。いい追い風が吹いてくれます。ペリカンの群れが朝ごはんを取っているのを見る事が出来ました。低空飛行で飛んで獲物を見つけ、20メートル位まで上がって水面に垂直にダイブし潜って魚を採っています。浅い所には写真にあるような小屋があちこちにあります。夜は内海の南東にあるOcracoke島にあるマリーナで停泊。
 
20日は今度は鵜の群れが朝ごはんを採っている所に突入。今日も斜め後ろからの順風を受けて浅い海を帆走し、その後にICWのメインルートの水路に入りました。水路ではエビ漁に向かう漁船と何回もすれ違いました。長い腕を持った専用の漁船です。

橋が見えてきました。海図には65フィートとなっています。しかしガイドブックには高架橋は65フィート以上で作られている事になっているが、それより低い所があるので注意と書いてあるのです。Uminekoのマストの高さは水面からアンテナのてっぺんまでが64フィートと2インチ、悩ましい高さです。橋の袂にはゲージがあって水面から橋までの高さが表示されています。66フィート。OK。でも通過時に見上げると今にも激突しそうで、心臓に良くありません。
 
午後5時に同じ方向に進んでいた地元のカタマランからアンカリング場所を教えてもらって、アンカーを落としました。もちろん、手動。ICWは水深が浅いので助かってます。今夜はこのノースカロライナ州のMorehead City南の小島、Sugar Loaf 島の南側で一泊します。夕陽が綺麗でした。











2013年10月17日木曜日

10月17日、ICW(Intra Costal Waterway)に突入!

ICWはバージニア州ノーフォークからフロリダ州のマイアミまで全長947海里の内陸の水路です。ここを通れば外海に出なくてもフロリダまで荒海に揉まれることなく、外洋仕様でない普通のヨット、ボートで旅ができる誠に嬉しい水路です。船酔いの心配もありません。
只し、途中に開閉式の橋、ロックがあり、その時間は決まっています。水路には満干に基づく水流があるので別の意味のかなりきめ細かいナビゲーションが必要になります。エリー運河の如く、ロック、橋の手前で無線で開閉を依頼するような訳にはいきません。
今日は5マイル先の橋が通勤時間の6時半から9半時までは開かないので9時半に合わせてマリーナを8時半に出発。少し行った所で、普段上がっているはずの鉄道橋が下りています。橋の手前には10艇のヨット、ボートが待っています。20分位待って橋が上がり、待っている船が一斉スタート。

幅の広い曲がりくねった水路を進むうちに機装能力の違いで順番が自然に決まってゆきます。
全艇急いでいます。この先の橋の9時半の開きに間に合わせるために。Uminekoの機装能力は低いので後ろから3番手。我々がその橋をくぐる時はゆっくり橋を降下を始めており我々はセーフ。最後尾にいたカナダのヨットは残念ながらアウト。
この橋の先で水路は東ルートと西ルートの二手に分かれます。Uminekoは西ルートの方が綺麗と聞いていたので西ルートを選択。右折します。曲がりくねった水路を進みます。

エリー運河では周囲の木は白樺が多かったですが、ここでは松が多い。水面にはアオコの如くの黄緑の藻が沢山浮かんでいます。Duck weedと言うそうで、一日走った後に冷却水のフィルターを見たら沢山入っていました。

午後2時45分にビジターセンターの壁に到着。ここはGreat Dismal Swamp State Parkの一部です。
この湿地の成り立ち、歴史が説明してあります。この運河はその昔、奴隷を使って掘ったとの事。
早いですが今日はここで泊まります。無料は嬉しいですね。






2013年10月16日水曜日

10月16日、Norfolk着

アナポリスを午前7時30分に出発。徹夜で135マイルを走りバージニア州のノーフォークに午前9時に到着。思いがけないイルカの出迎えを受けました。

ノーフォークは海軍の街。米国最大、という事は世界最大の海軍基地があります。彼方此方に空母、戦艦が停泊しています。空母だけでも5隻見ました。

シャワーを浴びて一寝入りして徹夜の疲れを落として、食糧、水の買い出しを済ませ、晩御飯は吉田さんの差し入れのウナギ。おいしかったです。




2013年10月14日月曜日

10月14日、カニ

チェサピーク湾の名物はブルークラブで、そのカニの身を使ったクラブケーキは私の大好物です。
 
同じマリーナにカナダ製の75フィートのモータークルーザーが停泊していて、そのオーナーのジェームズさん(まだ若い、40歳前か)がカBBQに招待してくれました。目玉はブルークラブ。
 
籠一杯の生きたブルークラブを大きな寸胴で茹で、最後は鍋に氷をドッカーンといれて冷やして出来上がり。誠にワイルドな料理法です。ジェームズさんの出身地の南部のやりかたです。それを新聞紙を広げたテーブルにドサッと乗せ、ナイフと木槌と手で食べます。当地でも、カニは人々を無口にしていました。
 
もちろん、グリルでは柔らかい分厚いステーキ肉が焼き上げられています。
 
カニと牛を堪能した後は--おなじみカラオケマイク君。ここでも大活躍。






2013年10月12日土曜日

10月12日、ラリー仲間と再会

アナポリスヨットショーにはWorld ARCラリーで一緒に地球を廻った仲間の同窓会がありました。英国のAnastasia,米国のAt Last,Brizo,Southern Cross,日本のUminekoと5つの艇のメンバーとラリー事務局のPaulさんと懐かしいひと時を過ごしました。

ディナーは伝統あるアナポリスヨットクラブのダイニングルーム借り切りで。Anastasiaオーナーの奥さん、Andreaさんの誕生日がこの時で、サリーさんは特製バースデイケーキを作成。デザインのプロ、吉田さんの指導下でデコレーション。とっても喜んでもらえました。