2012年10月30日火曜日

10月30日 レユ ニオン


マダガスカル島の東にあるモーリシャスとレユニオンはほぼ同じ大きさの火山島ですがたった200㎞程度しか離れていないのに、誠に対照的です。
 
モーリシャスは全体に低く、山は600-800m。レユニオンは2000m台の山が多く、一番高いのは3069mあります、活火山島です。

モーリシャスは人口130万人ながらイギリスから独立した国家。レユニオンは85万人の人口のフランス領土で県の扱い。

モーリシャスはリトルインドと言った感じで、路上の物売り、マーケット、かなり貧しい人がいる。但し、縫製のビジネスが成り立つ程度に所得は低い。

レユニオンはフランスとあまり変わらず。高規格の高速道路、建物、店舗、工場はフランスとほぼ同じ。車社会。フランスと同じ社会福祉の恩恵を受けています。本土から赴任する公務員には5割増し位の離島手当がつくようです。物価は欧州並。
 
どちらに生まれたのが幸せか?----欧州並の生活レベルのレユニオンか? 混沌としているが、成長の余地の大きいモーリシャスか?
 
モーリシャスの食堂のメイドさんで、レユニオンの人と来年結婚する事になっている女の子がいました。結婚したらレユニオンに住むそうで誠に嬉しそうでした。
 
レユニオンは山高く、水多く、滝多く、スポーツマンには魅力的な島です。空の遊び、渓谷の遊び(渓谷下り、カヤック下り)、山を2輪、3輪、4輪の自転車で下る遊び、海の遊びと盛り沢山。

我々のラリーが着く前の週には島の南端から北端まで、水平距離75Km.垂直累計9000mを走りぬく鉄人レースが行われたそうで、この手の冒険好きには大変魅力的な島です。更に、女性が綺麗という事もあるらしい。只、観光にはそれほど力を入れてなくて、リゾート、ホテルの数が少ない。その為、日本のツアーの行先にならないのでしょうね。
 
この島で気が付いたのが、ここはやけにアイスクリーム屋が多い。店内では大きなアイスクリームをほおばっている女性を多く見かけます。種類も沢山。通りの両側にマックとバーキンの如くアイスクリーム屋が並んでいる所もありました。フランス人はこんなにアイスが好きだったかしら?

メイド喫茶があるぞっ!と店内に入ったらコミック、ギャルショップでした。
 
写真は島の南東部の火山。アイスクリーム屋、メイド喫茶?































2012年10月29日月曜日

10月29日 お世話に なりました、志摩子&グザヴィエご夫妻


レユニオンでは大変思い出深い出会いがありました。
10月29日の昼下がり、ふと外を見ると白人らしい男性と可愛らしい日本人らしき女性のカップルがUmienkoの横に来ています。日本語で話しかけると、ビンゴ! 女性からは日本語で返事が返ってきました。
早速、艇に降りてきてもらい、お茶をお勧めして、雑談です。リヨンでこの島出身のグザヴィエさんと知り合い、結婚されてご主人が島にUターンして港で塗装ビジネスを立ち上げられたそうで、ご主人はヨット好き。友人のヨットでモーリシャスにもクルージングに行かれたとか、雑談に花が咲き、艇内もご案内。

グザヴィエさんが困った事は無いか?というので、エンジンの排気管から海水が逆流するのを防ぐボールバルブを探しているというと、一緒に現物を確認。寸法をメモした白板を携帯で写してもらい、明日、一緒に探す事になりました。
明日の朝、グザヴィエさんがやってきました。一緒に探しに行くと思っていた所が、頑丈なステンレスボールバルブの両端に寸法に合わせて切ったステンレスパイプが組み合わされている物が手渡されました。このバルブをしっかりした物に交換しないと、最も荒れる可能性のある海で、海水がエンジンに入り、スタートしなくなる恐れがあった為に本当に嬉しかった。涙が出ました。

一つを取り替えて、OKを確認するともう一つがちゃんと準備されているのです。これで両方のエンジンに海水が排気管から入る恐れが無くなりました。部品代を払おうししても受け取ってもらえないのです。
夜にはSt Denisの日本食屋でごちそうになり、更には浦野さんの空港への送りまでやって頂き、Uminekoでのお好み焼き+イタリア料理パーティにも来てもらい、ラリー主宰のハローウィンパーティにも来てもらって、楽しい時を過ごしました。
数日のお付き合いでしたが、数年来の友人の様に感じました。志摩子&グザヴィエさん、本当に有難うございました。











2012年10月28日日曜日

10月28日 レユ ニオン


10月26日の正午にモーリシャスをスタートし、27日の9時7分にレユニオンの北西にあるLe Port沖でフィニッシュ。135マイルの短い距離でしたが、順風あり、無風あり、風が正面に回ったり、最後は30ノット真後ろからの風でサーフィングしながらラインを切り、エキサイティングな航海でした。小さな島ですが、2000-3000m級の山が聳える火山島です。
ここはフランス領で、言語はフランス語。通貨はユーロです。
着いた同日に地元が主催するパーティがあり、各艇にラム酒一本、ブルボンコーヒー、チョコレート、砂糖瓶、ハーブセット。更に、全員にバニラ、カレー粉、ジャムの詰め合わせが配られ、バンドと綺麗どころのダンサーによる踊りで盛り上がります。

ダンサーと一緒に踊る人も出てきて、睡眠不足にも関わらず、頑張ります。レユニオンには美人が多いと旅行ガイドにかいてあります。ミスフランスがここから良く出るそうです。
トイレ、シャワーは歩いて行ける範囲ですが、モーリシャスの如くの多くのお店はここには無く小さな食堂が2軒、飲み屋が1軒あるのみ。無線インターネット接続はありました。よかった。
翌朝は観光案内書所のお姉さんがパイナップルとバナナを届けてくれ、観光の相談に乗ってくれます。
大歓迎してくれて、電気、水使い放題で、ここも停泊料はタダ。モーリシャス、レユニオン、セーラーには嬉しい所です。