2015年6月24日水曜日

6月24日、佐久島に到着

22日に温泉とマグロの街に別れを告げ、港を出ると大きなヨットが向かってきます。
石垣で舫いを取ってやり、宜野湾で見かけたアメリカ艇、Seaglassが入って来ました。VHF無線でコミュニケーション。
港の外は風こそ5-6ノットに落ちていましたが、通過した低気圧の残し物の東からのウネリがありました。プレゼントは潮で、1ノット前後で押してもらい、エンジンとジブセイルを使ってゆっくり走ります。
最も混雑する伊良湖水道を横切るのを明るくなってから行うためです。
明るくなってきました。懐かしい神島が左手に見えます。午前5時半、伊良湖水道の南の外側を本船行列の合間をぬって西から東に横切ります。伊良湖岬はすぐそこ。釣り船が一斉に走って来ます。
午前8時、これまた懐かしい佐久島に到着。レジャーボート用岸壁には船も人もいません。横着けして、海側に予備アンカーを入れて、船を岸壁からは少しだけ離し、作業完了。
良く晴れていて、さわやかな心地よい南風がそよぎ、鳥の声が聞こえて、誠に気持ちがいい。絶好の洗濯日和。
吉田さんはここで下船し、フェリーでご自宅へ。
私はここに残って、衣浦ヨットクラブに入る27日まで掃除、洗濯、航海記の執筆です。
対岸に新しいお店が出来ていました。若い人が3月にオープンしたカフェ、ジョエル。
ここで、洗濯機とシャワーを使わせてもらっています。
今までの佐久島には無かったお店です。佐久島に来られたら、一度寄ってみて下さい。
武豊の衣浦ヨットクラブ桟橋への到着は27日、土曜日、12時半の辺りです。翌日の28日、日曜日はUminekoのオープンデーとします。一日、Uminekoにいるので
お暇な方、遊びに来て下さい。
午前10時、午後2時、午後4時にはミニプレゼンテーションを艇内で行います。





2015年6月22日月曜日

6月22日、那智勝浦

足摺岬からの向かい風、向かい波でクルーの一人がダウンしたので、那智勝浦で一休みしました。 
天然の良港で、奥に向かうとホテル浦島の大きな建物が何棟も立っています。
ここはマグロと温泉の町。近海マグロ漁の本場という事です。
マグロ漁船は2人の日本人と、5,6人のインドネシア人、フィリピン人の乗組員で、1週間程度近海で漁をして帰って来ます。
町の中はマグロづくし。漁協の建物にはマグロの絵が描かれ、水揚げ場では、沢山の近海で取れたマグロが揚がっています。
食堂の料理はマグロで、下を見て歩くと、マグロの絵が歩道に描かれています。
マグロ愛好家にはたまらない町、嫌いな人は死にたくなる町ですね。













2015年6月20日土曜日

6月20日、土佐清水港出港

土佐清水港避難は全くの正解でした。18,19日は地元の漁船も休業。海は小さな台風並みに荒れていたそうです。その18,19日の海を越えて19日の夜に一艇のヨット、ハンター33が、入って来ました。海上は5mの波で、徳之島からここまで、170マイルを3日かかったという事でした。
 
逃げ込んだ土佐清水港は、誠によく風と波から守られた天然の良港。18日は一日雨、19日は雨&曇りでしたが、港内は静かなもので、ゆっくりと休めました。近くには銭湯があり、ゆっくりお湯に入れました。
 
右スクリュウに巻きついた物を取り外すべく、ハワイで買って一度も腕を通した事の無いウェットスーツを着込み、勇ましく雨の土佐清水港に潜りました。右スクリュウを見ると、信じられない光景が。
 
無い。絡んで無い。スクリュウの根本には数本の海草が絡んでいただけでした。海草は港内で自然に落ちたようです。
 
ここの食べ物の名物にマンボウの天ぷらがあります。これはこの地のユニーク料理と言う事で、歯ごたえがしっかりしていて、肉も甘味があり楽しめました。ウツボのたたきも食べました。
 
この地は日本で一番遠い所---離れた所にあります。主要都市から辿りつくのに最も時間がかかる---という時間的遠さです。
 
ここで、田中さん下船、峯田さん乗船で、3人で20日の午前7時20分、愛知に向けて出発。
 
とりあえず、三河湾内の佐久島に向かいます。ここで佐藤は航海記の原稿作成に集中、27日の午後に衣浦ヨットクラブに入ります。






2015年6月16日火曜日

6月16日、20日着は難しそう

現在、種子島の東海上を黒潮に沿って北東に進んでいます。16日午前9時の位置は北緯30度4分、東経131度27分。気温25度、湿度89%、南西の風10-15ノット、波高1-2m。黒潮に2-2.5ノット押してもらい、対地速度7ノット前後で進んでいます。
 
昨日入手した風予報では、強めの低気圧が東に進んでいます。当初のコース、20日武豊着、で進むと30-40ノットの向かい風、黒潮と間反対からの強風による向かい波を19日に24時間位受けそうです。
 
風も明日から追い風が向かい風に反転する予報です。
 
悪い事に今朝未明、右のスクリュウにロープか網が絡み付き、右エンジン使用不能になりました。
 
よって、海況が予報の如くに変っていけば、足摺岬か室戸岬に避難し、この低気圧が過ぎ去るのを待ち、海が落着き後、避難地を出発し、武豊に向かいます。その場合、武豊着は23日か24日になる見込みです。
 
土曜着を狙いましたが、世の中うまくいきませんね。安全第一で進みます。

2015年6月14日日曜日

6月14日、武豊にむかって出発

各停泊地では短い滞在時間でしたが、どの港でも親切な方々との出会いがあり、楽しい沖縄滞在でした。最後の泊地の名護では子供たちに世界一周の話を聞いてもらい、Umineko見学に来てもらいました。さらに、地元のFM局、FMやんばるのライブに出て、ヨットの楽しさを電波に乗せる事が出来ました。出港の朝には見送りに来て頂き、更に差し入れも頂いて感激です。
 
と、誠に楽しい沖縄の思い出を胸に、14日午前8時に名護漁港を出港。愛知県は武豊にある、衣浦ヨットクラブを目指しています。上手くいけば20日の午後に衣浦ヨットクラブの桟橋に到着予定です。
 
JTWCによると、北太平洋西部には台風の芽は無し。ただ、梅雨前線に沿って西から東に移動する低気圧が気がかりです。





2015年6月8日月曜日

6月8日、昨日沖縄の宜野湾マリーナに着きました。

慶良間諸島では天気が思わしくなく、予定を一日早めて沖縄本島にある宜野湾マリーナに着きました。 大きなマリーナで大型艇と小型艇が2つのブロックに分けて係留してあります。Uminekoは大型艇のブロックに泊めてあります。ここは大きな船、外国の船、クルージング用の船が数多くあり、外国のマリーナの雰囲気があります。石垣島であったアメリカ艇が見えます。スービックベイヨットクラブで会ったアメリカ艇が、今朝入港予定です。11日までここに居て、名護漁港に移動します。

名護漁港で体験乗船会を行い、14日に愛知に向けて出発します。20日に武豊にある衣浦ヨットクラブ到着を目指します。梅雨前線、上がって欲しい!台風来ないで! 

 さて、Uminekoは本土に到着後、西日本を中心にクルージングを行い、10月末には石垣島到着。ここで海が落ち着くのを待って来年の3月初めに出発。台湾、フィリピンを経てマレーシアに向かいます。マレーシアには5月初旬着予定。 この区間での同行者を募集します。



2015年6月6日土曜日

6月6日、慶良間諸島に移動

宮古島では、港の中でダイビング船がお客さんを乗降させる場所に係留していました。ちょっと歩くと公園があり、水道があります。道路に出て右に曲るとパイナガマビーチです。ここにはシャワー、トイレの設備があります。

係留場の前は駐車場で、色々な人の訪問を受けました。目の前に開店して2ヶ月のうみやど’ポークランチョンミート’のオーナー上地さんご夫妻には大変お世話になりました。お風呂まで使わせてもらいました。

その他、一番古い漁師さん、ダイビングのグループ他の訪問を受けました。観光ガイドに沢山のクラブ、ラウンジの広告が出ています。ここは人口当たりのクラブの数は日本一?というお話でした。今回はチェックの機会はありませんでしたが、次回は覗いてみたいですね。ニューハーフショーのお店もあります。

一日軽自動車のレンタカー2800円也を借りて出来たばかりの通行料無料の橋の中では日本一長い伊良部大橋を渡り、伊良部島一周、宮古島一周とミニ観光。バヌアツのマーケットで料理してもらって食べたヤシガニ、ココナッツクラブがこの地の甲殻類高級品メニューに目立ちます。

リーフ内はボラボラ島に匹敵する綺麗なクリスタルブルーの世界です。が、その海を走る、錨泊するヨットは一艇もいないというのは寂しいですね。

観光から帰って来たら保安庁の方2名が船の前でお待ちでした。乗員、出発日と行先を確認に来られました。外国船は常にモニターを受けているという感じです。

その宮古島を4日の午前9時に出発。4日は一日風が無く帆を上げたのみの機帆走でしたが、夜になって風が出て5日は20-25ノットの南西風を受けて快走。5日の昼に慶良間諸島に到着しました。








2015年6月2日火曜日

6月2日、宮古島に着きました

石垣島の石垣漁港内では、ウミネコがカモメ(食堂)に行ってましたが、出港前日はカモメがウミネコに来ました。

その石垣島を6月1日に出港。東に40海里走って、多良間島の前泊漁港で一泊。ここでは夜は近くの水銀灯に小虫が集まり、朝は蝉しぐれで明けました。久々の蝉の合唱。シャンシャンシャン、ジージー、日本の夏。金鳥の夏。それ以外は静かな静かな漁港でした。

2日は朝8時に出発。素晴らしい南東の15-20ノットの風を受けてフルセールで快走。 伊良部島を回り込むと大きな鷲の像が断崖から両羽を挙げています。伊良部島の斜面に張り付いた家並みはギリシャの島の如く。ナビオニックスの電子海図は宮古島の港周辺はデータなし。Viva Lyalaの井上船長に借りた港湾案内にて座礁をまぬがれ、正しい入港コースに乗った所、保安庁のモーターボートがこちらに向かってきました。かれらが連絡したのでしょう。

港に係留したら直ぐに検疫と税関の職員さんの歓迎を受けました。検疫?石垣で済んだ筈---ですが、外国船は開港に入るたびに検疫チェックと税関手続き(3枚の書類提出)が必要です。こちらから行かなくても来てくれるので、助かります。ここは2泊して、明後日の朝に慶良間諸島に向かいます。

かもめ食堂の皆さん


多良間島