2014年8月16日土曜日

8月16日、Lembata島

Karabahiでは山岳民族の村を訪問し、夜の歓迎式典ではAlor島の民族衣装を着せられてファッションショー。辻野夫妻、なかなか似合ってますね。
 
8月11日にKarabahiを出発し、途中2泊し13日にLambata島の首府、Lewolebaに到着。富士山か開聞岳に似た山2つに囲まれた泊地です。夕焼けは赤富士の如く。
 
ここでも歓迎式が準備してあって、小学生、中学生、高校生、地域伝統舞踊保存会、奥様コーラスを総動員。力の入った式典でもてなしを受けました。ここの子供もいかにも子供らしい、ちょっと恥ずかしがりでカメラを向けると撮って撮ってと集まって来ます。
 
16日はこの島の南にある誠にユニークな漁村、Lamalera村を訪問しました。ここは地球の歩き方によると世界で唯一の伝統的捕鯨が認められている村という事です。500人が捕鯨で生きています。

伝統的捕鯨法とは、小舟の舳に長いモリを持った勇気の塊のような人が乗り、クジラに近づいて飛び移りつつモリをクジラに打ち込むという大変に危険な取り方です。年に30頭位が上がるそうです。仕留めたクジラは帆船で浜に運び、浜で解体。それを村人全員で分けるという事でした。

ここには民宿が4つあって、その一つにドイツ人のカップルがいました。8日間滞在していて、1回クジラが浜に運ばれるのを見たそうです。但し、解体は見せてくれなかったとの事。残酷な写真を取られて、世界に報道され、禁止の動きとなるのを防ぎたいのかもしれません。ここの500人は捕鯨でしか生きる道を知らないのですから。
 
浜辺には茅葺の舟屋が端から端までびっしりで、インドネシアで見た他の漁村とは全く違う雰囲気でした。舟屋の屋根の下、村の木にはクジラ肉が沢山干してありました。クジラの骨、イルカの骨も村内のあちこちに転がっていました。日本人で小太郎という人が毎月この村を訪問しているそうです。
 
訪問した時に飛び魚を取った帆船が帰って来ました。子供たちが群がり、飛び魚の目玉の周りををきゅっと押さえ目玉を飛び出させちゅっと目玉を吸って食べていました。もちろん、生です。新鮮なDHAを直接摂取。頭がいいのかなあ、ここの子供達。
 
ここで、干したクジラ肉を買いました。250円。さて、どうやって食べるのか? 調理法をご存知の方がいれば教えて下さい。




















0 件のコメント:

コメントを投稿