2012年4月30日月曜日

4月29日 サモアApia港 入港


昨夜から到着時間調整の為、一旦、目的地を反対方向に走ったりしながら島に近づくと
鳥の群れが盛んに水中ダイブを繰り返しています。魚があちこちで半身を水上に出しています。小魚の群れを鳥と中型の魚が朝ごはんにしている模様。とりあえず、ルアーを引いてみると、かかりました。初めてのルアーでの釣果が出ました。50cmの魚です。さばくと綺麗な白身だったので冷蔵庫で冷やして刺身に。 晩御飯の主役になりました。

VHF16チャンネルでApia ポートコントロール入港の連絡をし、帆をおろして入港の準備。港の入口で減速し、ゆっくり進んでいるとポートコントロールの小舟が迎えに来、マリーナまで誘導。桟橋で着艇の手伝いをしてくれました。4月29日現地時間11時10分サモア共和国のApia港のApia マリーナに着艇。新しいマリーナで、浮き桟橋が完備され、電気(230V)、水道のポストが設置されています。

さて、マリーナには着いたものの、出入国、税関、検疫は日曜で休みの為、手続ができません。マリーナの出口にはガードマンがいて、外に出させてくれません。
と、マリーナの金網のフェンス越しに、タクシーの運ちゃんが手招きをしています。近づいては話をしてみると、「腹が減ったろう、家で昼飯を用意するので、30分後にゲートに来てくれ」といいます。ファンニング島の果物、バナナといいトケラウ島のカツオといい、南太平洋の島の人々は親切であると思っている我々は、彼のお誘いに乗る事に。彼の名前はアンディ。

時間通り、30分後にゲートに行くとタクシーで使っているカローラのバンで迎えに来てくれ、ガードマンとも話をつけてくれて、マリーナのすぐ近くのアンディの家に。サモアの普通の人が暮らしている家、子豚がうろちょろ、鶏が走り回り、子供が遊ぶ中に一族の家があちこちに。ちょうど、バンガロー村に兄弟、親戚が集まって住んでいる感じです。

屋根があり、板の壁でなく、金網でおおった10畳位の真ん中に簡単な机、横にベッド、小型のテレビ、反対にガスレンジその横に長持ちの様な衣類入れ箱が置いてあります。奥さんはなかなかの美人。子どもは男の子と女の子に2人。
テーブルに案内され、タロイモの石焼、タロイモの葉をココナッツミルクで茹でたもの、鳥と野菜の煮込み、生魚をココナッツミルク、ライムに浸したもの、ジュースが出されました。どれもなかなかの美味。

なぜ、見ず知らずの我々にこのような振る舞いをするのか?という質問に「自分の父親は一族(500人位)の酋長であった。父は他界したが、父がいれば旅人に対してサモア式のもてなしをしていた筈で、生きていれば自分の代わりに父がここに座っている事になる。今は親戚の者が酋長をやっているが、自分がなる可能性もあり、一族の面倒を見る心構えでいるし旅人のもてなしも自分がやるつもりでいる。」という事で、サモア人は旅人に対して、飯を食わす習慣があるようです。
さて、食事が終わるとアンディが営業マンになりました。自分のタクシーで島の案内をしたいとの提案です。

火曜と木曜にタクシーを使った観光をお願いしました。さて料金はどうなるか?楽しみです。

ここで1週間から10日滞在の予定。次の目的地はWallis。

写真はApiaマリーナに舫いを取ったUmineko

丁度ここでは来週一杯、このマリーナをベースにスポーツフィッシングの大会が催されており、立派な釣り具を装備したモーターボートが続々帰ってきます。


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