2014年6月5日木曜日

6月5日。バヌアツクルージングを開始しました。

ポートビラは2回目の訪問で、これと言った目新しい事もないので、滞在を短くしてバヌアツの北部の島々を廻る事にしました。
 
ここでUminekoと同じ艇種、St. Franccis43の6号艇(ハルナンバー6と言います)、船名Reflectionのオーナー夫妻と知り合う機会に恵まれました。ニュージーランド人のEric & Anne夫妻です。バヌアツがいたく気に入って、クルージングシーズンは毎年バヌアツの島めぐりをやってきたそうで、今バヌアツ政府と共同でヨットの為のクルージングガイドを作りつつあります。

その電子ファイルをもらったので、それを参考にしてクルージング計画を立てました。海亀、ジュゴン見物、海辺の温泉、赤く溶けた溶岩がどろどろ出てくる火山見物、元祖バンジージャンプ見物、めちゃくちゃにフレンドリーな部落、ブルーホール見物---と全て入れようとしたら、時間が足りなくなったので、バンジージャンプはパスしたものの、忙しい計画に相成りました。
 
6月4日の夕方にポートビラを出港。オーバーナイトの快適セーリングを楽しみ、5日の朝にEpi島の北西にあるラーメン湾(Lamen Bay)に到着。ここは海亀とジュゴンが見れる事になっています。村落近くの水深5mに所にアンカーを打って周囲を観察。位置は南緯16度36分、東経168度10分。
海亀は何回も目撃出来ましたがジュゴンは現れません。上陸して村を見物。子供と記念撮影。メラネシア人の方がポリネシア人よりも我々から見ると怖い顔をしていますが子供は目玉パッチリでかわいいですね。
 
昼前に出港して20海里離れた隣の島、Malekura島のジュゴンが見れる確率の高いとEricさんに教えてもらった入り江に向かいました。Gaspard Bayという名が付いています。3時にその奥深い入り江に入って行くと、早くも茶色のジュゴンが姿を現しました。鼻を水面に出して息を吸い、また少し沈み、また鼻を出すのを2,3回繰り返した後に2つに割れた背びれを見せて深く潜っていきます。
この間、20-30秒位。

入り江の一番奥の4.5mの水深の所にアンカーを打ちました。我々以外には誰もいません。位置は南緯16度28分、東経167度49分。周囲には村も無く、水際はマングローブで覆われその後ろが密生した深い密林です。鶏の声が聞こえます。ギーギー、ギャー、とその他の鳥の声も聞こえます。
 
ジュゴンの観察開始。暗くなる前までにUminekoから20-50m離れた所で10回位見る事が出来ました。同時に2頭は見れなかったので1頭を何回も見たのかも知れません。
 
月の光が明るい静かな夜です。朝起きたら原住民のカヌーが周囲を取り囲んでいる---なんて事が起こらない様に。









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